実録 注文建築ができるまで – ある家づくりの記録 –
2005年に当社で家づくりをしていただいたご家族にご協力いただきまして、
実際に打ち合わせから住まいの完成までの記録を掲載しております。
それぞれのシーンに分けて徐々に紹介していきますので、
皆様の住まいづくりのご参考になれば幸いです。
Record and introduction of construction. 住まいを建てかえることに決め、仮住まいを始めるまでのお話。
- わがままな欲望
- プランニング
- 引っ越し
- 仮住まい
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_01_01.jpg)
Sticking to 様々な欲望
「家を建てる」と決めたご家族は、例外なく「夢」を描いているもの。
建て主の立場では、わがままな欲望と捉えているようですがそれらをどこまでプランでいかすことができるかを考えるのが我々の仕事であります
このご家族の場合は、ご夫婦に加え、お年頃のお子様が三人。
ご家族の中でも「理想の家」の姿に微妙に違いがあります。
しかし、そのままでは家づくりは進みません。
このご家族全員が最終的に出した、理想住まいの条件は
以下のとおりであります。
- 予算は2500万くらい。
- 部屋数は夫婦と子供部屋で2から3部屋欲しい。
- 車は2台から3台できれば駐車場1台貸したい。
- 1階にリビング。できるだけ明るく広く。
- 庭に面したお風呂。露天風呂感覚が欲しい。
- ユニットバスの閉塞感はいや。
- 中庭、もしくはウッドデッキが欲しい。
- せっかく建てるのだから個性的な外観。
- ガルバリウムなど、素材的にもモダンな外観。
というなかなか厳しいものでありますが・・・
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_01_02.jpg)
アーキテックシンワを選んだ理由
Dハウス、Sハイム、F工務店、K社、N社など、数社を回ってプランをだしてもらいました。
予算やセンス、様々な観点からKを有力候補にあげていたのですが、 実際いざ、自分たちの暮らしに置き換えたとき、収納や車の置き場所などに違和感を覚え、 断念しました。営業のI君、いろいろありがとうございました。 デザインは、大好きだったんですがね。
N社のNさんにはものすごく期待していたのですが、ファーストインプレッションに決定に至るサプライズが感じられなかったので、あきらめました。今見ると、 これもいいのが建つなって感じ・・・。
SハイムのTさんは、SE構法を勧めてくれた立役者。 施主の希望を忠実に設計していただきました。今思えば建築家としての押しが必要だったのかな。
「この立地ならこれでっせ。こんだけ掛かるけど」 的なプランのアーキテックシンワの吉岡さんに共感を覚えたのが 大きな理由。「これこれ!僕たちの暮らし方は!」って決めたのでした。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_01_03.jpg)
Move 引っ越し
いつ引っ越すかわかってるのならその日までにきちんとすればいいのに、それができないのが凡人の浅はかなところ。
その日になって段ボールが無いだのガムテープが無いだの、その時になってこれはいるだの、これはいらんだの、やってるから片付かない。
後日解体屋のおやじさんに言われました。
「新しい家に古い家具やモノは似合わんで」
・・・確かにその通り。
でもね、凡人のワタシにとって捨てられないんだよ ね、なかなか思い出は。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_01_05.jpg)
Temporary residence 仮住まい
5LDK庭付きがなんと「敷金礼金なし、ガレージ代程度の家賃」で。
うまくいくときはなぜか追い風が吹く。
願っても無いような立地での仮住まいが見つかりました。
なんと建設現場の斜向かい。5LDKで小さな庭付き。
ウォシュレット、全自動給湯器付きのお風呂。
屋根付きのL字型ベランダ。気のいい家主さんは
「どうせ壊すんやから、壁紙でもなんでも好きにしたらいいよ。」
家主さんの人柄に感謝。
お言葉に甘えて洗面台や壁を一部変えさせていただきました。
さすがに空き家で長く放ってあったため、
入居当初は水漏れやガス漏れ、ホコリなどとの戦いでした。
でも、大工さんたちとのコミュニヶーションもとれ、最高の仮住まいでした。
ガレージも近くに見つかり、しかも探した中では一番リーズナブルでした。
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Before & under construction. 住みなれた家を壊さないと、新しい家は建たない。そんなことはわかっていたのだが・・・
- 解体-その1
- 解体-その2
- 地鎮祭
- 地盤改良
- 基礎鉄筋
- コンクリート基礎
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_01.jpg)
Dismantlement-1 解体-その1
まず「壊す」ことから始まる、家造り。
まず登場したのは人間味のある強面のおやじさん。
車椅子に乗り、職人を使うすばらしきコンダクター(指揮者)。
迷惑の掛かる解体であるが極力迷惑を掛けない方法でと、今どき手で壊す方式をとってくれています。
重機でやれば早いかも知れませんが、音、ホコリ、振動で周囲に多大な迷惑が掛かります。分別も丁寧に行われていました。
おやじさんも職人の方も暑い中、本当に毎日お疲れさまでした。
解体に際しての苦情はちっとも出ませんでしたよ。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_03.jpg)
Dismantlement-2 解体-その2
見えすぎて、苦情発生。
建物が無くなると見えなかったモノが見えてくる。
当然のことだが、今まで静かに暮らしていた人にとっては耐え難いモノらしい。
その日のうちに壁を立てて目隠しせよとの苦情が・・・。
以後、隠すことと音を遮ることに気を遣う日々が始まる。
ホコリ、音、視線。 確かに迷惑なモノですよね。自分に関係ないこととしては。
隣人に対する配慮というのは、人それぞれに許容度が違うため、気を遣い過ぎる位にしても いい物かも知れません。
ただ、それに乗じて過大な要求をする人もいるという困った側面もありますが・・・。
人は、一旦不審に思うことがあればそれを払拭するのはとてもむづかしいものです。
特に、人生経験豊富な方については、考えの観点が違うことも考慮すべきと学びました。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_05.jpg)
Ground-breaking ceremony 地鎮祭
当日の朝、お願いしていた魚屋が休みで大慌て。
「やるべきことはすべてきちんとやろう。」
との合い言葉始まった家造り。
日のいいタイミングを見計らって、地鎮祭をしました。
若松の宮様から宮司(神主)を呼んで行いました。
後日姉の家での地鎮祭にも参加しましたが、なんかちょっと違ったように感じました。
「暑いときと寒いときで違うのかなあ?」
くわ入れの際のかけ声は少し照れてしまいました。
朝のどたばたの割にスムーズに終わりました。
この時いただいた箱を基礎に埋め込むんだそうです。
どこに埋めるのか楽しみ。
お隣さんがお祝いをくれました。
迷惑掛けているのに恐縮です。
なんでも自分たちが建てるときにしてもらったことが嬉しかったからですって。
人柄に感謝。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_07.jpg)
The ground improvement 地盤改良
思わぬ出費。頑強な建物への代償。
地名が象徴するように、このあたりは昔、海岸であったようです。
貝塚まではいいませんが、大量の貝も出てきたりしました。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_08.jpg)
地盤調査時の写真は右の一枚だけなのですが、 暑い中、黙々と1人でおもりと鉄柱を使い、地面と格闘していました。
地盤改良の費用は杭一本あたり通常3~5万円とのことです。
3万円としても 30,000円×36本=1,080,000円の出費となります。
5万円なら1,800,000円!ギョエー。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_10.jpg)
Reinforced concrete of base 基礎鉄筋
太さは数パターンあります。
太さだけでなく形状も設計図面に合わされています。
積んであるトラックから降ろす時も、どこからするかによって、どこにおろすか考えておられました。
細い針金でリズミカルに束ねられてゆく鉄筋。
組み上がったモノは、それらがすべてセメントに隠されてしまうのがもったいないほど緻密で 美しい造形でした。
もう一度みたいと思っても見れないのが残念な仕上げと技術です。
興味深いパーツも多数ありました。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_11.jpg)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_12.jpg)
Bace concrete コンクリート基礎
天端レベレー接合部分に猫の足跡が。
地盤調査に基づいたデータで定められた量の
コンクリートが充鎮される。
美しいとさえ思った鉄筋が隠されてゆく。
強靱で堅牢な土台ができあがる。
ベタ基礎は基礎全体で荷重を受け止める基礎。
荷重が1カ所に集中せず安定した構造を実現できるという。
型枠の設置もやはり職人技。
ちょうどネガとポジのような感覚で
中に満たされるモノを想像し、組み上げてゆく。
地下室部分の補強は圧巻。 最近では、樹脂の型枠もあるそうです。
この家では、地下スペースも確保したため、
4490×5430の深さ1260のプールのようなくぼみが、
道行く人の足を止めていたのが印象に残っている。
翌朝、この基礎と建物をつなぐ、精度を要求される天端レベラーに、
にっくきノラ猫の足跡が…。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_02_13.jpg)
Distance いろいろ専門的な事も勉強しました。
- 上棟
- 足場と防音シート
- 金属折板屋根
- 配線・オール電化の生命線
- 壁面構造-断熱
- 水周りの工夫とアイデア
- コーキング
- 外講工事
- SE講法-1
- SE講法-2
- SE講法-3
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_01.jpg)
The above building 上棟
施主と建て方のコミュニケーションの始まり。
まず驚いたのが、柱を立てる順番や梁を渡す順番にも配慮して材料をおろしてあるということ。
何事も段取りです。
これは後日姉の家の棟上げで聞いたことですが、SE構法の柱は集成材ということと、 太さも12cmと一般木造より2割程太く、SE金物がついていることもあり、 とても人の手で組み付けられる代物ではないそうです。
で、重機が活躍するのですが、重機と大工の息が合っていないと危険。
梁や柱は長く重い上に表面表しの仕上げが多用されていることもあり、神経使います。
まつりごとは、家の四隅に御神酒を撒き、神社でもらった上棟の飾りの前で記念写真。
工事の無事を祈ることと、施主にできることは積極的に参加させていただきたいとの旨をお伝えしました。
言ってる最中に仕事の関係の電話が入ったのは格好悪かったです。
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Work stand and soundproofing seat 足場と防音シート
重く、厚く、暗い閉所の中での作業。近隣への配慮。
一旦掛けられたメッシュのシートであるが、またもやうるさいとの苦情により、 防音シートに変更。 そのせいで暗く、昼間から電気を灯しての効率の悪い作業になってしまいました。
隣接する家屋の多い都心部なら当然近隣に配慮すべきことで、作業する立場になると 作業環境は悪くなるが、住民にとっては、要求は当たり前のことになる。
大工さんたちは自分の仕事を淡々とこなすのに、 冷たい冷ややかな、「迷惑やなー」と言う目で見られるのは申し訳なく思えます。
大きな音をわざと立てて走る暴走族や改造トラックと違って、ただ仕事をすることで どうしても出てしまう音やホコリに対して、コンプレッサーを奥に隠したり、 多大な努力をしていただいたみなさん。
本当に申し訳ない。 お気遣いありがとうございます。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_04.jpg)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_05.jpg)
Roof of metal 金属折板屋根
このあとどうなるの?まぶしいんだけど。
普通の感覚では認められないのでしょうか?
折板屋根と言うと、工場とかと同じ印象に取られてしまうようです。
お隣に、「このあとどんな仕上げになるの」って聞かれてしまいました。
何でも、3階のお部屋がまぶしいんだとか。
この季節だからって言う部分はあるんですが、今後少し心配です。
ペイントはできないし、しばし汚れるのを待つしか無い模様。
北面の大壁、ガレージ上の折板、大屋根と使う部材を統一してコストダウンを図っていただきました。
折板も直接屋根に据えられているのではなく、ルーフに防水断熱シートを貼り、グラスウール断熱材を敷き詰め、
ガルバリウム折板を貼り付けています。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_07.jpg)
Electric wiring work 配線・オール電化の生命線
隠し場所のない合理設計住宅の落とし穴。
家のカタチがおおよそできたアタリから頻繁に足を運んでいただいたのが電気工事のAさん。
いつも缶コーヒーにトレーナーという出で立ちで現場にやってこられます。
「多いなあ。大変や。」
何のことかわからなかったのですが、この家は個室も多く、
おまけにオール電化、 ネット社会にも対応するようにとLANや電話線、
テレビアンテナなどの配線が他のお家に比べ、 かなり多いそうで、
それらが束になって配されてゆきました。
上の写真などまだ3分の2くらいの状況の折の写真です。
さらに、この家は天井裏というモノが無く、
上の階の床が下の階の天井という設計のため、
配線の隠し場所が無いことも、配線を長く、そして難しいモノにして、
手間と時間が掛かってしまっていることは事実です。
さらに施工後、 「スイッチやっぱりこっちにつけて。」 ていう施主にも問題が。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_09.jpg)
Insulated construction 壁面構造-断熱
おいしそう?な発砲ウレタン。
別の場所の現場で見て以来グラスウールやウレタンパネル断熱より
すき間もないし、効果高いだろうなって思っていました。
あと作業も鋸でさくさく切って進めておられたので楽なんでしょうね。
実際の作業を見れなかったのは非常に残念。
浴槽の周囲も自分でやってみようとコーナンで同じような物を
買ってきてやってみたのですが、 うまくいかず断念。
竣工後に何とかしようと画策中。
コーナンのやつとは違って シンワさんでやっていただいたものは
やわらかでした。
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Work stand and soundproofing seat 足場と防音シート
重く、厚く、暗い閉所の中での作業。近隣への配慮。
一旦掛けられたメッシュのシートであるが、またもやうるさいとの苦情により、 防音シートに変更。 そのせいで暗く、昼間から電気を灯しての効率の悪い作業になってしまいました。
隣接する家屋の多い都心部なら当然近隣に配慮すべきことで、作業する立場になると 作業環境は悪くなるが、住民にとっては、要求は当たり前のことになる。
大工さんたちは自分の仕事を淡々とこなすのに、 冷たい冷ややかな、「迷惑やなー」と言う目で見られるのは申し訳なく思えます。
大きな音をわざと立てて走る暴走族や改造トラックと違って、ただ仕事をすることで どうしても出てしまう音やホコリに対して、コンプレッサーを奥に隠したり、 多大な努力をしていただいたみなさん。
本当に申し訳ない。 お気遣いありがとうございます。
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Caulking WORK コーキング
はじめて知った専門職、コーキング屋さん。
ガルバリウムは15cm程度の間隔ではめ込んでいきます。この家は最大7m程度の一枚板で貼られています。途中に窓などの障害物があった場合、上からその部分までコーキングをするそうです。コーキングは数センチ程度のすき間があっても平気で埋めてしまえるそうです。 結構コーキングによって防水を頼りにしてる部分は多いんだとか。経年変化と、温度差によるガルバの伸縮で切れないことを願います。うちのコーキングも先にマスキングをしてからかかったのですが、 ガルバの凹凸に合わせてマスキングするのは大変そうで、一日で終わるでと言ってたのに 二日掛かってしまいました。さすがに終わった部分はキレイです。
驚いたのは、その専門職があり、結構繁盛していてい引っ張りだこだということ。
メーターいくらでの請負。
考えると高所や閉所と言った過酷な現場が多いのでとても大変なことです。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_15.jpg)
The outside ditch construction 外溝工事
なかなか完成しないなあ。
建物本体が完成し、設備が徐々に整っても、なかなか完成しないのが外構。
出たり入ったりがあるのでなかなか進まないのも理由の1つ。
ディティールの打ち合わせもあまりしていないので、現場で変更することも
結構頻繁。
えいやっで決めたことも決めた部分もたくさん。
っていうか、はなっからどんな感じか考えてなかったんですけどね。
他の建築家や住宅メーカーと違って、できるまでどんな物ができるのか
わからないのがおもしろく、こまったとこでもありました。
一般の人はとまどわないのかなあ、シンワさん。
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![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_17.jpg)
SE Construction method SE構法-1
コンセプト紹介 Safety-Enginiaring Construction method
SE構法とは構造用集成材と(株)エヌ・シー・エヌが特許登録した金物を組み合わせた構法です。独自の構造計算プログラムに基づき高い耐震性が実証されています。 新潟県中越地震において、この構法の安全性が高かったことが報告されています。
私たちと、この構法の出会いはどこかのハウスメーカーでデモテープをもらったことから始まり、 そのテープが家にあることを見つけたSハイムの建築士、Tさんに勧められ 興味を持ち出したのがきっかけです。
SE金物はエンジニアリングウッドの特長を引き出すと共に、他の金物では実現できない強度を確保。 同時に柱梁の断面欠損が起きにくく、構造的にも高い安全性を誇るそうです。SE構法を支えるSE金物、高耐力フレーム、高耐力壁、集成材本体は、数々の工法接合強度実験を クリアした素材により構成されるため、この建物のような1階部の大開口の確保やビルトインガレージの設置といったものでも高い強度と安全性を約束できるそうです。 SE構法は、性能表示制度では、性能表示制度での9項目の中で、構造性能において 最高等級(耐震等級は3等級、耐風等級は2等級)が取得できるそうです。
(ちなみに日本で初めて木造3階建てで、構造性能最高等級を取得した住宅はSE構法です。)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_18.jpg)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_19.jpg)
SE Construction method SE構法-2
構造材としてのエンジニアリングウッド
SE構法は、一棟一棟全ての住宅に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同等のレベルの高い構造計算を行っています。構造計算を正確に行うためには、構造体に使用する 材料の強度が安定していることが必須条件となるのです。集成材は、一枚一枚のラミナ(木板)をしっかり乾燥させ、強度を測った上で バランスよく貼り付けています。
そのため、狂いやねじれが起こりにくく、 その材料強度もきちんと表示することができます。
一方、ムク材は、産地や育成状況により同じ太さの材料でも乾燥の程度や強度にばらつきが多く、 全ての材料の強度を表示することができません。SE構法の集成材は、圧縮、引っ張り、曲げ、せん断等において、ムク材の1.3倍の強度を誇っています。(ただし同一重量での比較)。また乾燥した板材のみを使用するため、反りや割裂がなく、狂いも少なくなっています。
集成材は、通常在来木造で使われるムク材と比べて強度が安定しているからです。
SE構法で使用している集成材はJAS規格でF☆☆☆☆という 最もホルムアルデヒド放出量の少ない基準のものを使用しています。このF☆☆☆☆という基準値は、自然界に存在するホルムアルデヒド放出量以下の数値ですので SE構法の集成材が原因でシックハウスになる心配はありません。集成材は1893年にドイツで生まれて以来100年以上の歴史を持っています。そして、デンマークで1927年に集成材を使って建築されたコペンハーゲン中央駅は、 今も当時と変わらず存在しています。この駅が建築された80年前に比べて、 現在の方が集成材の接着技術が格段に進歩していることは当然です。
よって、現在の技術で作られた集成材の耐久性は、 少なくとも100年間は問題ないであろうことはこの例を見ても明らかです。SE構法で使われる集成材は、北欧のレッドウッド(欧州赤松)、もしくは北米の ダクラスファー(米松)を主に使用しています。なお、SE構法は樹種だけでなく、 その強度(ヤング係数がE120以上)を基準に使用する木材を決めています。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_20.jpg)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_21.jpg)
SE Construction method SE構法-3
語り尽くせないSE工法のメリット。
木骨構造
SE構法3-2.jpg良質集成材と独自開発の金物で木造ラーメン構造を実現
●高強度を誇る集成材
●工場生産による高均一品質
●限られたスペースに大空間を実現
●木造を変えるSE金物
●耐力フレームで大開口実現
耐震性
強靱な木骨と独自金物と耐震基礎で大型地震にも対応
●鉄やコンクリートにも勝る集成材の信頼性
●断面欠損が少ない
●木骨と構造面材で耐震性向上
●根太不要の高強度パネル
●地震の揺れに強い高耐震基礎
●建物と耐震基礎をつなげるSE金物
耐久性・耐火性
塩分や錆に強い加工と高度な耐久耐火の集成材を採用
●塩分に強い半永久の構造耐久集成材
●入念な防蟻、防腐処理を実施
●高性能ヒバ材の土台で高耐久
●耐火性に優れた木材と燃えしろ設計
●錆に強いカチオン電着塗装のSE金物
断熱性
天然の断熱材、木材を活かし公庫基準を超える断熱効果
●木の断熱性は鉄、コンクリート以上
●木は保温効果の高い断熱材
●あらゆる断熱材に対応
●公庫仕様の基準をクリア
●断熱ペアガラスサッシ
●高い断熱実績のSE-Rパネル
遮音性
独自のSE-Fパネルの採用を始め、高い遮音性能を確保
●高い遮音性のSE-Fパネル
●高性能遮音サッシ
快適性
人にやさしく、環境にやさしい木材のぬくもりを体験
●木は呼吸する、人と地球に優しい生きた建築素材
●木が生み出すヒーリング効果
●ホルムアルデヒドを低減
●集成材の採用で地球環境にやさしい建築
●バリアフリーに対応
自信の安心保証
確かな技術と検証に支えられた20年間の安心保証
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_03_22.jpg)
Material 地味だけど、大切なこと。「素材」のお話。
- 木
- ガルバリウム鋼板
- OSB素地の壁面
- 薩摩中霧島壁
- オスモカラーワックス
- 針葉樹合板
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_04_01.jpg)
Engineering wood 素材のお話-1 木
ムク材と集成材
この家は工法的なこともあるのですが、強度とコストのバランスからエンジニアリングウッドと呼ばれる、集成材を多用しています。
木材の良さと、構造計算が可能な均一な品質バランスを選択したと言っていいでしょう。
以前は集成材の柱に化粧まきしたモノもよく見かけましたが、カツラとわかっているのにごまかしてるようなみっともなさを感じました。
OSBも当初は安っぽくていやだったのですが、あえてそれを露出することでの潔さを表現しました。
エコロジカルな素材でもありますので、今の時代それもいいかなと。
最近では美しいとさえ感じています。
床はパインのムク材にしています。
合板の堅いフローリングに比べて、肌触りの良さをチョイスした格好です。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_04_02.jpg)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_04_03.jpg)
Galvalume 素材のお話-2 ガルバリウム鋼板
トタン?ブリキ?飾らないことが美しい。
ガルバリウム鋼板は、溶融亜鉛めっき鋼板(俗にトタン板と呼ばれる)の3~6倍以上の 耐久力を持っています。では、なぜガルバリウム鋼板が優れた耐久力を発揮することができるのでしょうか。
まず、亜鉛は、自ら溶け出して鉄板を錆から守る犠牲防食作用をもっています。
ガルバリウム鋼板のめっき層では、まずアルミニウムが凝固し、 亜鉛はその層間に結晶して結晶断面を形成します。この結晶組織では、長期経過後、亜鉛が溶け出したその部分に 微細で凝集性のあるアルミニウムの酸化生成物が充填されます。
この作用を「ガルバリウム鋼板の自己修復作用」と呼んでいます。
つまり、ガルバニウム鋼板は、アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食作用及び 自己修復作用がバランスよく発揮され、長期にわたって鋼板を錆から守るのです。
我が家では、当初断熱材入りのガルスパンを考えたのですが、 コストの関係で現在の仕様に落ち着きました。
家を造ると考えたときから、他の素材はあまり考えませんでした。 実物を見れば、やはり美しく感じます。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_04_04.jpg)
Oriented strand board 素材のお話-3 OSB素地の壁面
仕上げはどんな壁紙になるの?
っていうひとがいるそうです。
どうやってこのつやを出しているのか、ぐちゃぐちゃの木材で一枚の平面を作っているこの素材は、 強度は繊維の方向が一定しない分、かなりありそうです。
当初はこのパターンがうるさいかなって思ったのですが、 なかなか味のある素材だなって思えてきました。エコなイメージもありますよね。
でもやはり、相性って言うものがあるようで、 出来合いの洗面台をこの前に据え付けたところ、 本当にとってつけたようになってしまいました。 本来 仕上げ材ではないだけに、使い方を誤るととても安っぽくなってしまいます。
このまま化粧なしで仕上がりにと言うと、大工さんの手間も、ふつうにクロス貼るより掛かるって意外でした。
最近、こいつがドイツ製って知りました。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_04_05.jpg)
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_04_06.jpg)
Kirishima wall in Satsuma. 素材のお話-4 薩摩中霧島壁
高機能天然素材
「薩摩中霧島壁」の主原料は、南九州・中霧島地区で採取される火山灰。 無尽蔵の埋蔵量があるのに農耕に不向きな、地元の 「厄介もの」シラスを、そのままの形で壁材として商品化したものです。
人為的な二次 加工を施さない(他の自然素材の多くは約 1,000℃の熱を加えるなどの加工をおこなっています)ので、エネルギー資源のムダが ない、将来建て替え等で壊した場合には自然の土に還る、などの特長があります。「薩摩中霧島壁」はホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質は一切出しません。ですから、今話題の「壁材によるシックハウス問題」とはまったく無縁です。
抜群の消臭性能:
例えばタバコやペットのアンモニア臭なら、60分でほぼ完全に消臭します。 しかも、壁材以外から出たホルムアルデヒドまでも消臭。
呼吸する素材:
お部屋がジメジメしはじめたら吸湿、乾燥してきたら放湿。 自然そのままの素材だけがもつ驚きの能力で、部屋の中はいつも快適です。
ですからカビや結露が発生しにくく、アレルギー症状でお困りの方には特にうれしい壁材です。 シラスには、疲労を軽減し、リラックスさせてくれるマイナスイオンを放出する性質があります。 それがお部屋で楽しめるなんて、最高ですよね。さらにシラスの成分中のチタンに光が当たると、光触媒作用で不純物の分解・殺菌します。壁の内部を通過した空気は常に浄化され、いつもキレイ。つまりは空気清浄機いらず、というワケです。
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Osmo color paint 素材のお話-5 オスモカラーワックス
なめても平気な自然素材
オスモカラーは、人体や動植物にやさしい無公害塗料です。 自然の植物油と自然の植物ワックスを何度も 精製、不純物を除去した塗料。木に深く浸透し、木の呼吸を妨げません。
木の自然の風合いと肌触りを 損なわずに耐摩耗性、撥水性を付加することができます。 水、ワイン、ビールやジュースをこぼしてもシミにならないと言います。
●オスモカラーは人体動植物に安全、ヨーロッパ、規格EN71-3玩具安全基準に合格しています。
●幼児向けの玩具、遊具や家具などの塗装にも安心してご使用いただけます。
●オスモカラーは含浸性塗料なので曲面、傾斜面も平面同様に美しく仕上がり、塗装の割れ、メクレ、ハガレやフクレがおこりません。また、補修が容易です。
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Plywood of conifer 素材のお話-6 針葉樹合板
木目の出方を味と考えるか、どうか。
針葉樹合板は、薄い単板を繊維方向が直交するよう重ね、接着した木質ボード。 繊維が直交するように積層してあるおかげで、二方向の強度と剛性が向上し、耐衝撃性、濡れた場合の寸法安定性にも優れます。植林によって、持続的生産・安定供給が確保し易く、天然資源の保護に、より配慮したものといえます。
針葉樹合板は、結露しにくい、熱・音・電気を伝えにくい、調湿作用、火にも強いなどの特徴に加え、南洋材合板と比較すると、組織が緻密な樹種を採用していますので、
(1)曲げ、圧縮に対する強度、
(2)釘保 持力、
(3)耐腐食性、
(4)デンプン質が少ないので、ヒラタキクイムシ※の害を受けにくい。防虫性などの点で、はるかに優れています。
針葉樹合板は普通は構造材として隠される運命にある素材ですが、積極的に表し表現しました。木目の波形が好き嫌いがでそうな素材と思います。
※ヒラタキクイムシ:木材のデンプンを主食とし、建材にも食害を起こして穴をあけ、その周囲に白い粉を出します。デンプンは広葉樹(ラワン材など)に多 く、針葉樹にはほとんどありません。
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Parts こだわりアイテムもご紹介。
- サッシ
- ルーバー扉
- ファインフロア
- 階段
- シンボルツリー
- 光の壁 北面大壁
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Sash of double glass サッシ
フルペアガラス、防火地域のため網入りのガラス。
トステムのデュオPGってやつです。完全クリアが欲しかったのですが、地域的 に準防火地域だそうで、 網入りになりました。気に しないようにつとめていますが、防犯用にはこの方がいいかなっ。
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Louver door ルーバー扉
目隠しと防犯、プライバシーと家族を守るもう一つの玄関。
最後の最後まで、縦貼りか横貼りか、アルミかウッドか迷いに迷った扉。
将来この奥にあの車がいれられる日を今から夢見ています。
この扉も2700×2700のサイズ。これが開くとは、にわかにわからないのではと思っています。 風を通すことも大事ですが視線と騒音をどの程度遮れるか。に期待です。
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Fine floor ファインフロア
軽量シンプルな外部用のキャットウォーク
高い機能性とデザイン性を備えた軽量で経済的な床材です。
ビルの屋上のメンテナンスデッキやホバーリングデッキに、プラントの歩廊や倉庫の床にそして、テーマ パークなどの創造的空間に柔軟で多彩な発想を可能にする素材です。
軽量で、人力での運搬が可能で、採光・通気性が良好です。
表面の開口面積比は40%だそうです。 現場合わせが良好です。
ファインフロアと、キシラデコール塗装のデッキ材を組合わせるだけで、冷たい印象も払拭。曲げ加工が下面に向いているため、素足でもやさしい感じです。
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The stairs 階段
人の手が作ることのすばらしさ。
当初流行りのオープンなスチール階段も考えたのですが、お任せしてるとこういうモノになりました。サイズや傾斜など非常によく考えられており、何よりも丁寧な仕上げで感激しております。 できあがりはもちろん、作ってる最中の補強や事前の加工はもっとびっくりしました。 集成材のステップと、その端に掘られた滑り止めを埋め込むくぼみは、 完全に手仕事で仕上げられ、棟梁曰く、階段は時間掛かるから嫌やと言っていたのが印象的です。
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Symbol tree シンボルツリー
四季の変化を刻む樹木
ケヤキの木って聞いて、当初、街路樹でよく見かける枝振りの物を思ったのですが、吉岡さんの選んでくれた物はとてもステキな枝振りで、大満足です。
今から新緑の季節が待ち遠しく思えます。
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Wall that reflects the light 光の壁 北面大壁板
6m(高さ)×14m(奥行き)のレフ板。
この家の元々に発想のコンセプト。
もともと南面に中庭を取るか中心に 光庭を取るかで考えていたプランをもとに、かくも大胆な発想の転換で、一階のリビングに光を入れる方法を実現した、この家のメインのパーツです。
建物を南側に寄せ、北側を低く取り、壁に当たる光をスポイルしない形状の片流れ屋根を採用した躯体。
雨桶さえも拒否した屋根の端。
北面にずらりと並んだ25枚のガラス窓。
片側全面開口のバスルーム。
リビングとつながるウッドデッキなど、すべてがこの大壁構造 無くしては成り立たない設計になっています。
素材は屋根と共通のガルバリウム鋼板。
当初白塗りのモノにしたかったのですが、耐久性の問題等でNG. 吉岡さんのお薦め通りの、シルバーの波板で乱反射を誘うという作戦にしました。
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Completion 自慢の我が家、隅々までご覧下さい。
- 外観
- 玄関
- リビング1
- ダイニングスペース
- キッチン
- 地下室
- 和室
- 主寝室
- ロフトスペース
- 子供部屋
- 子供部屋2
- 子供部屋3
- お風呂
- 洗面台トイレ、水回り
- ウッドデッキ
- テラス
- ガレージ
- この家づくりに携わった方々
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Exterior 外観
道行く人が振り返る、木と金属とコンクリートの存在感。
テイスト的には思っていたとおりなのですが、やはり近所ではやや浮いた存在。
おじいちゃんおばあちゃんは、 「何じゃこれ?」
っていう顔して通り過ぎてゆきます。
夜間の存在感も一種独特。
ガレージの天井を利用したフットライトや
コンクリート壁に仕込んだ外灯がいい表情をだしてます。
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Entrance 玄関
天地2,700mmの大型扉
玄関扉は 当初トステムなどの既製品で考えていたのですが
どうもしっくりきません。
実際、家が出来上がるに連れ抱いているイメージは変化します。
大きな開口があれば大きなドアが付けたくなるのが人情、特注で作ってもらいました。
吉岡さんも二つ返事でやりましょうって感じだったので
ちょっと嬉しかった。
一般的な開きのドアではなく、スライドドアにしたのもこだわりの1つ。
鳥取のおばあちゃんも
「玄関はバッタンってしまるんはすかん。」って言ってましたし、
実際側に自転車とか置いていて、倒したりしかねないですからね。
自動で閉まるのも ちょっと嬉しいです。
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Living room 1 リビング1
密集した住宅地の一階に、明るいリビングを。
が元々の発想の源。
一階を生活の中心として、上下に生活を展開する。
そういった暮らししかしたことのない私たちにとって、
一階にリビングは譲れない設計の根幹でした。
南面に開口を取ることや中庭を設けることなどをいろいろ考えましたが、 結局「中庭の壁面をレフ板のように使う」をヒントに冬場でも明るいリビングが出来上がりました。
途中まで覆っていた防音シートを外すまで不安だらけでしたが、 いざ外すと別世界のような明るさで、気分まで晴れ晴れしたのを覚えています。
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Living room 2 リビング2-ダイニングスペース
手作りで使いやすさをめざす。
アイランドキッチンではあるが、背面をすべて収納にし、食器やキッチンダイニングまわりの物を納める工夫をしました。
シンクまわりも、大型のステンレスのフードによってリビング側からの視線をカバーしています。
ほとんどが大工さんの手作り。
世界でたった1つ、我が家のための、職人さんの心のこもったオーダーメイドって言うのが、どんな高価な物より、私たちにとっての価値と思っています。
ダイニングテーブルまでもオーダーしました。
床材に使う積層合板とキッチンの耐火壁面に使うキッチンボードで作りました。
脚は某通販会社の担当者からテスト用に預った試作品。
サイズも、ふだんは家族5人でまん中に置いた鍋料理などがとりやすいサイズ。
お客さんが増えた時は、最高10人までは着席できるキャパシティを持たしています。
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Kitchen キッチン
どうしても欲しかったヤマハのマーブルシンク。
装備の上でどうしてもってこだわったのはこのシンクが一番ではないでしょうか。
静音設計やカラーのシンク、そんなのは他でもいっぱいあったのですが、高温の鍋を置いても大丈夫な大理石トップや、継ぎ目のないシンクボウル、 水跳ねが汚く見えないマーブルシンクなど、ショールームで体感して以来、本当にムリ言って導入していただきました。
価格的なことや、この家に似合うかと言ったことで何度もあきらめかけたのですが、最後の最後にわがままをとおさせていただきました。
後日、姉の家もヤマハのグリーンのにしたって聞いて「俺たちはあんなに苦労して導入したのに」って羨ましい気持ちにちょっとなりました。
子供たちは 色つきがいいってブーブー言ってます。
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Basementroom 地下室
12畳+αの巨大な収納スペースと、遊びの秘密基地。
当初から家中の収納をここでまかなおうと思っていた地下室であるが、思いの外快適そうなので、入居前に、何に使うか、誰が使うかで争奪戦が始まっています。
基礎を作ったときの強固な型枠や、上棟の日にプールのように水がたまっていたことなど、この家ができる際に一番ワクワクした物でもあります。
普通の家にはない、我が家独自のプラスαの空間としておもしろい使い方ができればと思っています。
とりあえずは、お父さんの趣味の20年以上購読しているcar graphic,car-magazine,naviなど、車の本で東面の壁は一面埋まってしまうことでしょう。
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Japanese room 和室
我が家の特等席。一番贅沢な時間が過ごせる場所。
畳数にすれば6畳の空間ですが、開口の大きさと、勾配天井、外壁レフ板の効果のおかげで一番居心地のいい空間になりました。
和室とメタリックな外観がマッチしないけど。
そこはまたご愛敬。
当初より両親に泊まってもらう客間と仏壇のスペースが欲しかったのです。
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Main bed room 主寝室
将来2世帯住宅への展開も考慮した間取り
東面の端に位置するこの部屋は、約11畳の空間と6畳程度のデッキテラスを有しています。
東面の小さな窓3つがこの家の個性を主張する外見のアクセントになります。
こちらに開口させると確かに明るいのですが、反射光でまかなえるとの判断で思い切りました。
床はパインのムク材、壁はOSB、天井は針葉樹合板、梁はSEの集成材むき出しと この家のコンセプトが色濃く出た空間になっています。
広さと水回りの近さの面から将来2世帯住宅に転用する場合はLDKになるでしょう。
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Loft ロフトスペース
いろいろ変更してごめんなさい。
主寝室上のロフロスペースは約8畳!!
なんて贅沢な。
当初、書斎や家事室にと思ったのですが、地下室が便利なこともあり、 どうも季節用品の収納スペースになりそう。
季節のいい時期のお昼寝場所にしては贅沢すぎるかも。
当初設計では上の三角形の垂れ壁は無かったのですが、部屋らしくしたいとのことで、追加で設置してくれました。
変更ばっかりでごめんなさい。
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Kids room 子供部屋-1
勉強と就寝のための必要最小限のスペース。
設計図面で判断する限り、3畳というスペースに不安は隠せませんでした。
が、実際できてみると、天井までの大開口の窓や、片流れでロフトスペースの高さを稼いでいる天井の効果で、ちっとも狭さを感じません。
むしろ適度な狭さ感が生み出す心地よさが、勉強などには集中できていいようです。
広さが欲しければ、20畳あまりあるメインリビングや12畳の地下室、 6畳の和室が使えるワケなので、かえって自分だけの空間は これくらいのほうが贅沢なのかもしれません。
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Main bed room 主寝室
将来2世帯住宅への展開も考慮した間取り
東面の端に位置するこの部屋は、約11畳の空間と6畳程度のデッキテラスを有しています。
東面の小さな窓3つがこの家の個性を主張する外見のアクセントになります。
こちらに開口させると確かに明るいのですが、反射光でまかなえるとの判断で思い切りました。
床はパインのムク材、壁はOSB、天井は針葉樹合板、梁はSEの集成材むき出しと この家のコンセプトが色濃く出た空間になっています。
広さと水回りの近さの面から将来2世帯住宅に転用する場合はLDKになるでしょう。
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Kids room 3 子供部屋
畳数では表せない空間の広がりとゆとり。
内側寸法にすれば1600×2000程度なのですが、狭いと感じるどころか、意外に心地いい 子供部屋のロフトスペース。
マットレスに足をつけただけのシンプルなベッドを購入。
三人の子供たちにすべて等しくスペースは与えました。
ただ、窓からの見え方は少しずつ違い、ルーバーの見えるお兄ちゃんの部屋、ブレースに囲まれたおねえちゃんの部屋、ケヤキの木が見える末娘の部屋と言った感じです。
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Bath room お風呂
開放的な北側全面窓開きのお風呂
どうしても欲しかった外が見えるバスルーム。
実現したのはハーフユニットのお風呂を使えたから。
本当はバスもヤマハにしたかったのですが、こればっかりは贅沢ばかり言ってられません。
ウッドデッキに裸で出ても誰からも見られないのはスゴイ開放感と安心感です。
住み始めたのが冬場なのでデッキにビールを置いておくと、きんきんに冷えていて、 風呂に浸かりながら飲むのが幸せ。
エコキュートにして、さらにテレビまで付けてもらって、快適なバスタイム、毎日満喫です。
お金があれば全開の窓にもできたんでしょうが、今でも充分気持ちいい、大満足空間です。
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Washing stand 洗面台トイレ、水回り
何もいわなくて良かったところと、やり直したところ。
洗面台は大理石の一枚物。ホテルの洗面のようです。
二階の洗面も当初シャワーヘッド付きの洗面化粧台だったのですが、どうも壁面のOSB合板などとの取り合わせがいまいちなのでこの家に似合うようにと 変更していただきました。
なかなかオリジナリティーの高いおもしろい物になったと思います。
反面トイレはコストコントロールしていただいた物で、当初はINAXのSATISの予定でしたがTOTOの手洗いタンク付きにしていただきました。
機能も雰囲気もこれで充分です。
自動で便器が開くなんてギミックはいらんのです。
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Wood deck ウッドデッキ
バーベキューと流しそうめんのステージに。
北面の壁の下、リビングの半分のスペースをアウトドアリビングともいえるような ウッドデッキスペースを確保しました。
季節の流れを感じれるようにと落葉樹のケヤキの木を植えていただきました。
6mの高さのガルバニウムの壁面とウッドルーバーに囲まれたプライベートな空間。
バーベキューや流しそうめん、休日のブランチなど積極的に活用したいと思います。
機能的にもこのスペースは考えられていて、エコキュートやエアコンの室外機、雨水タンクにスタッドレスタイヤや脚立などの収納場所にもなっています。
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Terrace テラス
冷たすぎず、やわらかなイメージに。
ファインフロアの間に特注のサイズの木材を配しました。
こうする事で金属のみの冷たさが緩和され、シャープでかつ、ほんのり温かなイメージも実現できたように思います。
吉岡氏のアイデア。 すばらしいです。
今後テラス上に透明のルーフを計画しているのですが、見積もるとポリカーボネートの折板で約30万円って聞いて思いとどまっています。
ただ、何らかの方法で屋根は付けようと思っています。
夜間のライトアップしたイメージもとっても美しい物になっています。
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Garage ガレージ
2台から3台、フレキシブルに対応するスペース。
ビルトインガレージと言っていいのかどうか、囲みもなく、 2700mmの頭上空間を確保したガレージ。
空車なら結構広いのですが やはり2台並べるとやや窮屈。
家族分の自転車も入れるのでなおさら。
ギャラクシークラスでもガレージには余裕で入りますが、やはり神経つかいます。
この家のコンセプト、逆転の発想の光をここでも試し、ハロゲンスポットで天井折板を照らし、反射光で明るくする方法をとっています。
車の位置が限られるのが問題といえば問題。
奥のルーバー扉を開ければ趣味の車が。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_06_34.jpg)
わが家づくり お世話になった人たち
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家づくりでお世話になった人たち。
みんな写せなくてごめんなさい。
![写真](http://a-shinwa.co.jp/wp-content/themes/a-shinwa/images/documents/figure_06_35.jpg)
いい家、ありがとう