住まいは買うものではなく建てるもの
私たちアーキテックシンワは「設計・工務店」です。
みなさんにとってあまり聞き慣れないこの言葉を簡単に説明すると、『建築士事務所(設計)と工務店(施工)が1つになった会社』ということになります。
私たちがこのような設計+工務店というスタイルをとるのは、 「家を買ってその間取りにあわせた生活をするものではなく、あなたにあわせた家を建てるものである」と考えています。 この業界では、だれもが口にしているとおり、家は、人生で一番大きな買い物です。ほとんどの方が、何十年もかけて住宅ローンを支払っていくことになります。 そんな大切な家を皆さんが、「買う」ということに私たちは疑問を感じています。
そんなあなたが家を手に入れるとき、一般的に大きく分けて4つの選択肢があります。
1建売住宅として“物件”を買う
既に建てられている家を選んで買うことです。
2ハウスメーカーで“商品”を建てる
もちろんこれも家を建てるということに該当しますが、規格化された商品を選んでそのルールに則って家づくりをすることになります。そのハウスメーカーの商品は多種多様ですが、結局は、あまり自由性がなく限られた選択肢から選んで建てることになります。
3工務店・建設会社に依頼して建てる
ハウスメーカーとはちがい、規格住宅というものがないので、どこに御依頼しても、ハウスメーカーのようにスピーディーな対応とは感じないかもしれません。それは、ルールを決める規格住宅ではなく、できるだけあなたの要望を組み入れた個性のある家づくりをするためです。ですからあなたと打ち合わせをしながら、家づくりを進めていくことになりますので、商品がない分設計力が必要となるのです。しかもできるだけスピーディーに・・・
4建築家に依頼して“作品”を建てる
もちろん建築家が家を建てるわけではありません。設計事務所(建築家)に設計を依頼し、プランニングが完成すれば、見積もりを数社でとり、その仕様や図面通りに施工する業者を選んで建築家の作品を建てるということです。
つまり1は家そのものを選んで買う2は商品やシリーズを選んで買う3・4はどちらも家を建てることですが、それぞれに欠点もあります。
3の工務店に依頼して建てて場合、気を付けなければいけないのはやはりデザイン(設計力)です。外観という見た目も重要なのですが、みなさんの理想とする間取りや快適に暮らすための空間を効率的にプランニングができるかということも重要です。もちろん外観や空間だけが良くても、価格に関しても当然予算というものがあるはずです。それらも考慮した家づくりを皆さんにもしてほしいと願います。
4の建築家との家づくりの場合、注意する点は、「建築家」と実際に家を建てる「施工会社」との責任問題です。何か問題があったとき、それが設計にあるのか施工にあるのかがはっきりしないのが現実です。また、建築家は、“作品”を追求するために自分の理想とするデザインを重視するあまり、実際にそこで暮らす家族の想いや住み心地が軽視されたり、予算を無視しがちになり、施工会社や建て主とトラブルになったりすることがあります。
そこでアーキテックシンワでは、建て主のそれぞれのみなさんが理想とする家を建てるために「設計・工務店」というスタイルをとりつづけています。
家は、これから先何十年もみなさんの人生を支えていく大切なものです。せっかく家を手にするなら、みなさんの理想を形にした家で暮らしていただきたいと私たちアーキテックシンワは考えています。
「家族の個性、ライフスタイル、好み、条件(敷地など)」を踏まえた、家族の想いを映し出したものであり、家族の数だけ理想の家があるはずです。
だからこそ、建てられた家や選んで買うというのではなく、みなさんの理想を実現する家を建てるべきではないでしょうか。